『フローラ逍遥』澁澤 龍彦 著

7年前かそこいらに、京橋のLIXILギャラリ-(旧INAX)で『柳宗民の雑草ノオト』と一緒に買ったと思う。
ふと、本棚を整理するのに手にしたものの恐ろしくなる程内容を覚えていない。帰りの電車で読んだはずなのに、こんな素敵な本なのに‥‥
文章と図版と装丁のバランズがよい本だと、ブグログで簡単な三行書評を書きましたが、こちらでは違う視点で。


この本の中で、ルドゥーテの薔薇が図版として掲載されているのですが、文庫本ゆえかとぼけた印象を受けたので、図書館でハードカバーを借りて比較してみました。私が持っているのは文庫本サイズ。
ネットでググったハードカバー装丁が趣味がいい。マホガニーの本棚を持っていたなら、目立つようにぜひ一冊置いておきたいセンスの良さです。と、期待をしていたのですが、残念ながら図書館の本ゆえハードカバーの外箱が無い状態だったので、中身のみの比較となりました。
掲載されたルドゥーテの薔薇はサイズが大きいためか少しは良くなっている?薔薇だけではなく、図譜全体的にシアンがきつい感じ。手元にある文庫本の方はマゼンタが強い感じです。赤い花はより赤いので綺麗ですが。色味もそうなのですが、判型が違うと良くも悪くもこうも印象が変わるのだと、不思議です。
結局、文庫本の方は持ち歩けるし、そう遜色ないように思えたので、ハードカバーの中古本の購入はやめました。


それはそれとして、こういう絵画の図版の場合、どんな紙にどのような印刷を施すかによって趣が全く変わってしまうのはいたしかたない。現物と比較したわけではないし、どちらが良いかはお好みだとして、これほどまでにクオリティーにばらつきがあると、本物の版画が見たくなってしまいます。

ルドゥーテの薔薇の版画(レプリカではないと思う)は、以前開催されていたブンカムラの展示会(薔薇空間)で見ているのだけど、私がぜひ本物を見たいのは、この本の中で紹介されているベイトマンの植物図鑑から引用された蘭の版画。この手の石版画の図譜で最も美しいと解説されているのですが、諸々の印刷事情を鑑みても、やはり現物はかなりの美しさだと推察できます。おそらくルドゥーテにも引けを取らない緻密さと美しさ。

見る機会ないだろうか‥‥はぁ。


※ 文庫本とサイズ表記しましたが、B6変形版でした。文庫サイズより若干大きくして天地を伸ばした感じです。







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